はじめに

カスタマインでは条件を組み合わせることによって、指定したアクションの実行する・しないを柔軟に変更することができます。


特に、追加条件として設定可能な条件「2つの値を比較して条件を満たすならば」を使用すると、例えば次のような値を比較することが可能となります。


この記事で上記3つの使用例をご紹介しますので、基本的な使い方をつかんでいただき、より実践的な使用例としては「住所から都道府県を抜き出して別フィールドに転記する処理を、複数レコードを対象に一括で行う」をご覧ください。


フィールド値との比較

まず、簡単な例として、同一レコード内のフィールド値を比較する使い方を紹介します。


以下のようなアプリを想定し、「決定時期」「受注予定時期」が同一の場合にはやること「フィールドエラーを表示する」を使用してエラーを表示するカスタマイズです。


カスタマイズは以下のとおりです。

条件「2つの値を比較して条件を満たすならば」の設定では比較する値(A)には「決定時期」フィールド、比較する値(B)には「受注予定時期」フィールドを指定しています。


なお、上記のカスタマイズは必ずしも条件「2つの値を比較して条件を満たすならば」を使用する必要はなく、代わりに以下のように「フィールド値が特定の値ならば」でも同じような条件を設定できます。


他のアクションの結果との比較

次に、他のアクションの結果との比較について見ていきます。


例えば、ダイアログで入力された値はフィールド値ではありませんが、「他のアクションの結果」を指定することで比較が可能です。


以下の例では1番のアクション「日付入力ダイアログを表示する」によって入力された日付の値($1)と、「2022-06-21」を比較して一致した場合に、やること「エラーダイアログを表示する」を使用してエラーダイアログを表示しています。


上記のカスタマイズも「2つの値を比較して条件を満たすならば」の代わりに以下のように「アクションの結果が特定の値ならば」を使用しても同じような条件が設定できます。


「リストから要素を取り出す」によって取得した値との比較

最後に「リストから要素を取り出す」によって取得した値との比較についてです。


例えば、以下のような「経費精算」アプリにおいて一覧の条件でレコードを取得し、金額が10万円を超えるレコードのみ「高額決済」アプリに転記する、というカスタマイズをご紹介します。


「リストから要素を取り出す」によって取り出された値は「$3.金額」のようにアクション番号とフィールドコードを記述することで指定可能です。


また、アクション4,5では「2つの値を比較して条件を満たすならば」を使用して、「リストから要素を取り出す」によって取得した値と「100,000」を比較しています。これによりレコードを追加するアクションと「なにもしない」アクションとに分岐して処理することができます。


なお、ここまで紹介した、フィールド値や他のアクションの結果については他の条件で代替が可能ですが、「リストから要素を取り出す」によって取得した値と任意の値を比較することは「2つの値を比較して条件を満たすならば」以外ではできませんので、ご注意ください。


以上が簡単な使用例となります。

ぜひこの条件を活用して、カスタマイズを作ってみてください!


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Customineドキュメントサポートページも、ぜひご活用ください。