kintoneの2021年11月版アップデートにて、「アプリの所属するスペースを変更」することが可能になりました。


このページでは、こちらのアップデートの影響についてご説明いたします。


基本的には影響はありません

「アプリの所属するスペースを変更」を利用してアプリのあるスペースをしても、gusuku Deploitによる取り込みや配布には影響はありません。


スペースが変更されたアプリの取り込み、配布、いずれも可能です。


ただし、元々作成してあった環境から移動していると、Deploit上の環境と実際に配布されているスペースが異なってくることになります。これはアプリ管理上、混乱がおこる可能性があります。


例: 所属するスペースを変更することによる混乱

「開発環境」として 【スペースID 1 / スレッドID 1】

「本番環境」として 【スペースID 10 / スレッドID 10】


という環境がぞれぞれある状態だとします。


この状態で、例えば「開発環境」で作成していたアプリを、のちに【スペースID 2】に変更したとします。


これ以降のアプリの取り込みや配布には問題はありませんが、この変更された事情を知らない第三者のメンバーから見ると、「なぜ開発環境はスペースIDが1のはずなのに、実際にはスペース2に入っているのだろう?」という反応がおこる可能性があります。


操作としてはkintone上では【スペースID 10】にも変更可能ですので、こうなると「開発環境」「本番環境」とは?という問題が起こってしまいます。


このようなことを踏まえて、事前の検討や事後の情報共有を行うなど、「アプリの所属するスペースを変更」をご利用される際には、くれぐれもご注意いただければと思います。