やること「ルックアップの選択をプルダウンに変更する」を使用すると、 ルックアップ の選択肢を複数の プルダウン で絞り込んで選択できるようになります。


複数のプルダウンを設置し、一つのプルダウンで選択された項目によって次のプルダウンの項目を絞り込む、のような設定が可能です。



また、テーブル内のルックアップフィールドにも設定可能であるため、「レコードからプルダウンを作成する」でのプルダウン作成をあきらめていた場合でも、用途によってはご利用いただけるかと思います。


アプリの設定

販売一覧テーブル内にある「商品コード」ルックアップフィールドを例にとります。

下記は通常のルックアップフィールドの状態です。

ルックアップフィールドの設定で「商品コード」を関連付けるフィールド(キー)に設定し、「商品コード」を「商品マスタ」アプリからルックアップで取得すると、「商品名」「単価」フィールドに値がコピーされるようにしています。


ルックアップフィールドのコピー元となる商品マスタには複数の商品が登録されており、商品は「分類」フィールドで分類分けされています。


このようなアプリに「ルックアップの選択をプルダウンに変更する」を設定すると、下記のような見た目に変更されます。

ルックアップフィールドを配置した場所にプルダウンが表示され、分類→商品名の順番で絞り込みができるようになっています。

ルックアップフィールドで値のコピー先として指定したフィールドについても問題なく値がコピーされます。


Customineでのカスタマイズ


やること

ルックアップの選択をプルダウンに変更する」を選択します。

「ルックアップ」に、プルダウンを設定したいルックアップフィールドを指定します。

「選択肢となるフィールド」に、プルダウンで絞り込ませたい値が入ったフィールドを指定します。

今回の例では、分類に「和菓子」、商品名に「草餅」が入っています。

「選択肢となるフィールド」で絞り込んだ結果が、最終的に1件だけになるように指定してください。

選択肢を全て選んでも結果が1件に絞られない場合は、「参照先からデータが取得されました」とはならず、 kintoneアプリで実行した際にルックアップの取得がエラーになってしまいます。


条件

追加画面・編集画面を表示した時」を指定しました。

やること「ルックアップの選択をプルダウンに変更する」は、追加画面または編集画面でしか利用できません。


カスタマイズは以上で完了です。

「kintoneアプリへ登録」し、動作を確認してみてください。


選択肢を全て選んだ後で「参照先からデータが取得されました。」が表示されるかどうか確認してください。

もし表示されない場合は、選択肢となるフィールドを増やしてレコードが唯一に絞られるよう設定を変更してみてください。


まとめ

以上でルックアップの選択肢をプルダウンで絞り込んで表示するカスタマイズは完了です。

プルダウンに見えるのはあくまで見た目だけで、実際には通常の kintone の ルックアップフィールド ですので、kintoneアプリの設定変更は必要なく、気軽に見た目だけを変更できます。

ぜひお試しください!


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