画像のようなエラーが出たときの解決手順をご紹介します。
解決手順
1.「クエリで条件を指定してレコードを取得する」を使っているアクションを探す
このエラーが出ているということは、「条件を組み立ててレコードを取得する」「クエリで条件を指定してレコードを取得する」などの、レコードを取得するやることがあるはずなので、まずはそれを探します。
もし複数あってどのアクションでエラーが出ているかわからない場合は、コンソールのログをご確認ください。
※ログの確認方法はこちら
ログの中にエラーダイアログと同じエラーが表示されています。
その少し上にエラーが出ているアクションのアクション番号とクエリが表示されています。
原因となっているアクションがわかったら、次の「2-1.クエリを修正する」か「2-2.別のやることに変更する」どちらかの方法でカスタマイズを修正してください。
2-1.クエリを修正する
エラーが出ているクエリをチェックして、修正します。
クエリ記法のルールについてはcybozu developer networkのAPIドキュメントをご確認ください。
なお、やること「条件を組み立ててレコードを取得する」を使用している場合は、条件に指定しているフィールドが未入力の場合などにエラーが発生する事があります。
「クエリで条件を指定してレコードを取得する」を使用している場合は、
特に以下の点に気を付けてください。
・フィールドコードに誤りがないかどうか
フィールド名とフィールドコードは異なりますので、kintoneの設定画面をご確認ください。
・そのフィールドタイプでその演算子が利用可能かどうか
例えばドロップダウンのフィールドだと「=」は使用できず、「in」 もしくは「not in」を使用します。
・値の指定の仕方が正しいかどうか
例えば演算子が「in」の場合は値を「(“〇〇”)」と括弧でくくる必要があります。
先ほどの画像では「更新フラグ」というルックアップフィールドの値が「要更新」になっているレコードを取得しようとしているクエリでエラーが出ていますが、
「更新フラグ in "要更新" order by レコード番号 asc」ではなく
「更新フラグ in ("要更新") order by レコード番号 asc」と変更する必要があります。
変更するとレコードがエラーが出なくなり、レコードが2件取得されました。
2-2.別のやることに変更する
「クエリで条件を指定してレコードを取得する」は取得するレコードに複雑な条件を指定することができますが、クエリ記法のルールが難しく、どこが間違っているのかわかりづらいのが難点です。
使うのが難しい場合は他のやることやkintoneの標準機能を組み合わせて同じ条件を指定するのも手です。
代わりになるやること
レコード取得系では一番使いやすいです。フィールドを一つだけ選んで条件を指定することができます。
対象アプリの全レコードを取得します。レコードが大量にある場合は処理時間が長くなってしまうので注意が必要です。
他のレコード取得系のやることと組み合わせて使います。「取得したレコードを絞り込む」を複数使えば、何重にも絞り込むことができるので、複雑な条件を作ることができます。
他のレコード取得系のやることと組み合わせて使います。取得したレコードを並び替えます。テーブルに決まった順番でセットしたい場合や、特定の条件で一番上のレコードのみを取得したい場合などに使います。
kintoneの標準機能との組み合わせ
一覧画面で使用する場合:「一覧の条件でレコードを全件取得する」
追加・編集・詳細画面で使用する場合:「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」
kintoneの一覧や関連レコード一覧で好きな条件を設定しておき、その条件を使ってレコードを取得します。
複数条件を簡単に指定でき、並び替えもできます。
いろいろ組み合わせて同じ条件を指定できるように検討してみてください。