やること「添付ファイルをコピーする」で添付ファイルをコピーした後は、
やること「レコードを追加する」
やること「レコードを更新する(キーの値をフィールドで指定)」
やること「レコードを更新する(キーの値を直接指定)」
などの、フィールドマッピングで値のセットができ、かつ値のセット後にレコードの保存が行われるタイプの「やること」で添付ファイルフィールドにセットを行ってください。
次の記事でレコード再利用時に添付ファイルをコピーする例を説明していますので、併せてご覧ください。
kintoneアプリの設定と、カスタマイズの動作例
下記の例では、1つのアプリに2つの添付ファイルフィールドがあり、コピー元フィールドにファイルを添付しレコードを保存すると、コピー先フィールドに添付ファイルがコピーされます。
※フィールド名とフィールドコードは同じに設定しています。
レコード保存後は下記のように、コピー元フィールドからコピー先フィールドに添付ファイルがコピーされます。
設定するカスタマイズ
やること「添付ファイルをコピーする」でコピー元フィールドから添付ファイルをコピーし、その後やること「レコードを更新する(キーの値を直接指定)」でコピー先フィールドにセットします。
添付ファイルをコピー元フィールドからコピー
やること
やること「添付ファイルをコピーする」を選択します。
コピー元添付ファイルフィールドには「コピー元」を指定しました。
条件
条件「レコードを保存した直後(削除後は除く)」を選択します。
なお、やること「添付ファイルをコピーする」は添付ファイルを保存したレコードが保存された後に実行する必要があります。
具体的には、レコード追加画面や編集画面でユーザーが添付ファイルを追加し、保存が完了する前の状態で、やること「添付ファイルをコピーする」を実行しても添付ファイルはコピーされません。
このため追加画面や編集画面であれば、今回のように 条件「レコードを保存した直後(削除後は除く)」のタイミングで実行するようにしてください。もしくは詳細画面で実行するようにカスタマイズを設定し、レコードに添付ファイルを添付した内容が保存されてから処理が行なわれるようにしてください。
コピーした添付ファイルをコピー先フィールドにセット
やること
「レコードを更新する(キーの値を直接指定)」を選択します。
このやることは、下記のようにマッピングで値のセット先を指定します。
アクション番号1でコピーした添付ファイルを、コピー先フィールドにセットしています。
コピー後の添付ファイルのセットは、「レコードを更新する(キーの値を直接指定)」のような、フィールドマッピングで値をセットする形式のやることで行ってください。
なお、「フィールドに値をセットする」などのやることでは、セット先に添付ファイルフィールドを選択できません。
条件
添付ファイルのコピーが完了してからセットを行いたいので「他のアクションの実行が完了した時」を選択します。
アクションは、添付ファイルのコピーを行うアクション「1」を指定します。
以上で、添付ファイルのコピーとセットは完了です。
マッピングで値をセットするタイプの「やること」について
なお、やること「フィールド値をまとめてセットする」はフィールドマッピングで値のセットができますが、この「やること」はフィールドに値をセットするだけでレコードの保存は行わないため、添付ファイルのセットには使えませんのでご注意ください。