このフィールドには半角英数字のみ入力してほしい、またはこの電話番号フィールドの値は帳票印刷に使うので印刷された時見易いようにハイフンを入れてほしい・・・といった、フィールドに入力される値の入力形式を指定したい事は多いと思います。
そんな時便利なのが、やること「正規表現でエラーチェックを行う」を使った入力チェックです。
「数字8桁で入力」「電話番号は090-1234-5678のようにハイフンを付けて入力」のように規則を指定しておき、規則に従わない値がフィールドに入力された場合は、フィールドにエラーをセットできます。
フィールドに入力される値のチェックをアプリにあらかじめ組み込んでおくことで、想定外の形式の値の入力を防ぐことができます。
なお、やること「正規表現でエラーチェックを行う」をご利用いただくためには、正規表現の知識が必要となります。
当Tipsでは正規表現の例をご紹介しますが、ご利用の際は必ず動作確認を行ってからご利用ください。
また、サンプルの正規表現についての解説は行いません。
正規表現の書き方について興味をお持ちの方は、正規表現について紹介されているWebサイトや書籍をご参照ください。
同じ目的の正規表現でも、当Tipsでご紹介している以外の記載方法がある場合があります。
実現されたい入力チェックが可能となるように、様々な書き方を試してみてくださいね。
Customineでのカスタマイズ例
条件はすべて「フィールドの値を編集して値が変わった時」を指定しています。
フィールドはエラーチェックを行っているフィールドと同じフィールドを指定しています。
なお、kintoneアプリ 側でフィールド名とフィールドコードは同じに設定してあります。
数字8桁以外はエラー
指定した正規表現:^\d{8}$
半角アルファベット以外はエラー
指定した正規表現:^[a-zA-Z]+$
半角アルファベット大文字以外はエラー
指定した正規表現:^[A-Z]+$
半角アルファベットと数字以外はエラー
指定した正規表現:^\w+$
はじめ2桁は半角アルファベット大文字、残り4桁は数字(AA0001など)でなければエラー
指定した正規表現:^[A-Z]{2}\d{4}$
ハイフン付きの7桁郵便番号形式(123-4567)でなければエラー
指定した正規表現:^\d{3}-\d{4}$
ハイフン無しの電話番号形式(09012345678)でなければエラー
指定した正規表現:^0\d{9,10}$
ハイフン付きの電話番号形式(090-1234-5678)でなければエラー
指定した正規表現:^0\d{1,4}-\d{1,4}-\d{3,4}$
メールアドレスの形式でなければエラー(簡易チェック)
指定した正規表現:^[a-zA-Z0-9!#$%&'*+-/=?^_`{|}~\.]+@[0-9a-zA-Z-\.]+$
@と%と&はエラー
指定した正規表現:[^@%&]+