この記事では、関連レコード一覧に表示されているレコードの合計値を、スペースフィールドに表示する方法を紹介します。

例として、顧客アプリの詳細画面に、その顧客の案件の売上合計を表示します。

また、合計値をフィールドにセットする方法も紹介します。



完成イメージ

顧客レコードの詳細画面を開くと、スペースフィールドに「案件一覧売上合計:¥〇〇」と表示されます。フィールドにセットした場合は、「案件一覧売上合計」フィールドに合計が入ります。



アプリの設定

フィールド名は、フィールドコードと同じものを設定しています。


顧客アプリ

フィールドコード/要素ID

フィールドタイプ

備考

会社名

文字列(1行)

「値の重複を禁止する」を設定

案件一覧

関連レコード一覧

設定は下記のとおり

uriage

スペース

合計を表示する場所

案件一覧売上合計

数値

フィールドにセットする場合に使用


関連レコード一覧「案件一覧」は、次のように設定しています。(必要箇所のみ抜粋)


案件アプリ

フィールドコード

フィールドタイプ

備考

案件名

文字列(1行)

 

会社名

ルックアップ

顧客アプリの「会社名」を取得

売上

数値

 



カスタマインの設定

合計値をスペースに表示する場合

まずは、合計値をスペースに表示する場合の例です。


以降では、それぞれのアクションを順に説明します。



関連レコード一覧と同じ条件でレコードを取得する(アクション 1)

詳細画面を表示したときに、関連レコード一覧「案件一覧」と同じ条件で案件レコードを取得します。取得条件を変えたいときは、関連レコード一覧の設定を変えるだけで済みます。

やること「関連レコード一覧の条件でレコードを取得する」

【関連レコード一覧フィールド】

案件一覧


条件「詳細画面を表示した時」


売上の合計を計算する(アクション 2)

取得した案件の売上を合計します。案件が1件もない場合は計算しないので、スペースにも何も表示されません。

やること「レコード中のフィールド合計値を計算する」

【レコード選択アクション】

1

【計算するフィールド】

売上


条件「他のアクションの実行が完了した時」

【アクション】

1


追加条件「レコード件数が1件以上ならば」

【レコード】

1


合計を桁区切りにする(アクション 3)

計算した合計を、桁区切りの形にします。

やること「数値をフォーマットする」

【数値】

= $2

【桁区切りを表示する】

桁区切りを表示する


条件「他のアクションの実行が完了した時」

【アクション】

2


合計をスペースに表示する(アクション 4)

桁区切りにした合計を、スペースフィールドに表示します。

やること「スペースに文字を表示する」

【場所】

uriage

【表示するテキスト】

案件一覧売上合計:¥${$3}


条件「他のアクションの実行が完了した時」

【アクション】

3



合計値をフィールドにセットする場合

合計値をフィールドに保存しておくと、一覧画面での並べ替えや絞り込み、グラフでの集計にも使えます。

ここでは、「案件一覧売上合計」フィールドに合計をセットします。「カスタマインの設定」のアクション2〜4の代わりに、次の5・6のアクションを設定します(アクション1はそのまま使います)。


合計を計算してフィールドにセットする(アクション 5)

取得した案件の売上を合計し、「案件一覧売上合計」フィールドにセットします。詳細画面でフィールドに値をセットすると、カスタマインが自動的にレコードを保存します。


やること「レコード中のフィールド合計値を計算する」

【レコード選択アクション】

1

【計算するフィールド】

売上

【結果をセットするフィールド】

案件一覧売上合計


条件「他のアクションの実行が完了した時」

【アクション】

1


追加条件「レコード件数が1件以上ならば」

【レコード】

1


画面をリロードする(アクション 6)

保存後に画面を読み込み直して、最新の合計を表示します。

やること「画面をリロードする」


条件「レコードが自動的に保存された時」


注意

合計値は、顧客レコードの詳細画面を開いたときに更新されます。案件を追加・編集しても、顧客レコードを開き直すまで「案件一覧売上合計」は最新になりません。




APIリクエスト数にご注意ください

このカスタマイズは詳細画面を開くたびに動き、案件レコードの取得などでkintoneのAPIリクエストが発生します。

多くの人が頻繁に開くアプリでは、APIリクエスト数が多くなるため、ほかのカスタマイズや連携サービスとあわせて、1日の上限に注意してください。気になる場合は、ボタンを押したときだけ集計する形にするのがおすすめです。


ボタンを押したときだけ集計する

次の画像のような要領でボタンを配置するアクションを追加し、アクション 1 の条件を「ボタンを押した時」に変えます(※下の画像のアクション15が上記のアクション1に相当するものです)。


例:




関連記事

案件アプリでレコードを保存したときに、顧客アプリの合計を更新する方法などは、以下の記事をご覧ください。

 参考:関連レコードの参照元アプリのレコードを保存したときに、関連レコードを表示しているレコードも更新する



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