gusuku Deploitでは相互参照のアプリも配布できます。配布先は同一サブドメイン内でも、別サブドメインでも問題ありません。


相互参照の状態にあるアプリについて


同一サブドメイン内でアプリAがアプリBを、アプリBがアプリAを参照している状態のことを「相互参照の状態」にあるといいます。

この状態のアプリ群の配布は、以下の手順で配布してください。


前提条件

  • 「テスト環境」に開発中のアプリ群が、「本番環境」に本番運用中のアプリ群がある状態。
  • それぞれのアプリ群で、相互にルックアップしたり、参照したりしている。


ここでは 本番環境のアプリ群には既にデータが入っているので、そのアプリをテスト環境にコピーし、テスト環境で開発を行い、gusukuで本番環境に配布する環境を整える、ということを目的とします。


事前準備


まず、gusuku上で本番環境を作成し、全てのアプリをgusukuに取り込んでください。


該当スペースのテンプレートを作成し、テスト環境用のスペースを作成

  1. kintone上で該当アプリ群があるスペースの「テンプレートの作成」で、本番環境のアプリをまとめてスペーステンプレートとして作成します。
  2. 次にポータルから「スペースの作成」で、作成したテンプレートを元にテスト環境用のスペースを作成します。このとき、テンプレートと同じ名前のスペースが出来ますので、テスト環境と本番環境を混同しないようにご注意ください。すぐにテスト環境のスペース名を変更することをおすすめします。
  3. この段階でサンプルデータを投入し、新たに作成したテスト環境のスペースでは、相互参照が上手く行っていることをご確認ください。

ここまでで、テスト環境用のスペースの作成が完成しました。


gusukuに1アプリずつ取り込む


最後にgusuku上のテスト環境にアプリを取り込みます。

  1. gusuku上で先程作ったテスト環境用スペースに対応した、テスト環境を作成します。
  2. gusuku上で1個ずつアプリを追加します。このとき、必ず詳細設定で「kintoneアプリ紐付け設定」を行い、本番環境の同じ名前と紐付けます。

言い換えると、そのプロジェクトのマトリックス上で同じアプリが同じ行に来るように、正しく紐付けを設定します。


テスト環境から本番環境にアプリを配布する


この状態で、テスト環境にてアプリを開発し、その変更をgusukuに取り込み、本番環境に配布することが出来るようになります。

テスト環境のアプリを配布後、ルックアップや参照の情報が、間違って別の環境を参照していないかをご確認ください。