エブリサイトでは、やること「クエリで条件を指定して kintone からレコードを取得する(ページ生成時処理専用)」を使用すると、最大10000件の kintoneレコードを取得できます。
ただし、【最大取得件数】パラメータには最大10000件まで指定できますが、必ずしも10000件のレコードを確実に取得できる、ということではありません。取得するデータ量(レコード件数やフィールド数など)によっては、10000件に満たない場合でも、ページ生成時処理が正常に実行できず、実行時エラーが発生する可能性があります。
この記事では、エブリサイトで大量の kintoneレコードを扱う際に、取得するデータ量を抑えるポイントを紹介します。
一度に大量のレコードを取得しない
大量のレコードを扱う場合は、必要なレコードをすべて一度に取得するのではなく、1回に取得するレコードを少なくすることで、取得するデータ量を抑えられます。
ここからは、ページ生成時処理で「ブログ」アプリの記事(=レコード)を取得する設定例をもとに、レコードの取得件数を抑える方法を紹介します。
なお、本記事ではレコードの取得方法に絞って説明するため、サイトやページの作成方法、ウィジェットやアイテムの配置方法などについては省略します。
※ここで紹介するのは説明用の設定例です。実際のサイトでは、用途や更新方法などに応じて設定してください。

まずは、「ブログ一覧」ページを1ページだけ作成した場合を例に説明します。
この例では、ページ生成時処理で やること「クエリで条件を指定して kintone からレコードを取得する」の【検索条件】と【最大取得件数】を指定していないため、「ブログ」アプリに大量のレコードがある場合、それらを一度に取得する可能性があります。
【設定例】1ページですべてのレコードを取得・表示
・「サンプルサイト」サイト画面:ページタブ

・「ブログ一覧」ページ画面:ページ生成時処理

【方法1】表示する件数ごとにページを分ける
例えば、多くのレコードを一覧として公開する場合、1つのページですべてのレコードを取得・表示するのではなく、1ページに表示する件数を決めて、複数のページに分割する方法があります。
ページを分けることで、1回に取得するレコードを少なくできます。
ここでは例として、100件のレコードを10件ずつ、10ページに分割して表示することを想定します。
※1ページあたりの件数は、表示する内容や取得するデータ量などに応じて、適宜調整してください

【設定例】ページごとに、10件ずつレコードを取得・表示
・「サンプルサイト」サイト画面:ページタブ
下図のように、必要な数のページを事前に用意します。

・「ブログ 1ページ目」ページ画面:ページ生成時処理
「ブログ 1ページ目」では、最新の記事(=レコード)10件を取得するため、「クエリで条件を指定して kintone からレコードを取得する」の【検索条件】で「公開日」フィールドの降順を指定し、【最大取得件数】に10を指定します。

・「ブログ 2ページ目」ページ画面:ページ生成時処理
「ブログ 2ページ目」では、「ブログ 1ページ目」で取得した記事に続く10件を取得するため、「クエリで条件を指定して kintone からレコードを取得する」の【検索条件】に「offset 10」を指定します。
※以降、3ページ目、4ページ目・・・も同様です。

【方法2】レコードの分類ごとにページを分ける
件数でページを分ける以外に、Webサイトの内容などに合わせて、レコードの分類ごとにページを分ける方法が考えられます。例えば、kintone に登録したブログ記事を、公開年やカテゴリーなどで分けてそれぞれのページで取得することで、1回に取得するレコードを少なくできます。
レコードを分類しても1ページで取得するレコードが多い場合は、【方法1】と組み合わせて、さらに表示する件数ごとにページを分けることも検討してください。
ここでは例として、「ブログ」アプリから記事(=1レコード)を公開日の年ごとに分けて表示することを想定します。

【設定例】公開年ごとにレコードを取得・表示
・「サンプルサイト」サイト画面:ページタブ
下図のように、必要な年ごとのページを事前に用意します。

・「2026年のブログ」ページ画面:ページ生成時処理
公開日が2026年の記事(=レコード)だけを取得・表示したいので、「クエリで条件を指定して kintone からレコードを取得する」 の【検索条件】で、「公開日」フィールドの日付が2026年内になるようクエリを指定しています。
※以降、2025年、2024年・・・も同様です。

必要なフィールドだけ取得する
ページを分けることに加えて、1レコードあたりの取得データ量を減らすことも有効です。
やること「クエリで条件を指定して kintone からレコードを取得する(ページ生成時処理専用)」などでは、【取得するフィールド(省略時はすべて)】を指定することができます。
ページで使用するフィールドが決まっている場合は、必要なフィールドだけを指定することで、取得するデータ量を抑えられます。

【設定例】必要なフィールドだけ取得・表示
・「2026年のブログ」ページ画面:ページ生成時処理
上で紹介した「2026年のブログ」ページを例に、表示に必要なフィールド「公開日」・「タイトル」・「本文」だけを、「クエリで条件を指定して kintone からレコードを取得する」 の【取得するフィールド(省略時はすべて)】に指定して取得しています。

まとめ
以上が、エブリサイトで大量の kintoneレコードを扱う際に、取得するデータ量を抑えるポイントでした。
表示する件数や分類でページを分けて1回に取得するレコードを少なくしたり、必要なフィールドだけに絞ったりすることで、データ量を抑えられます。
ここで紹介した方法は一例なので、サイトの構成や扱うアプリ・レコードに合わせて、1回に取得するデータ量を抑えられるよう、設定を工夫してみてください。
本記事で紹介した内容以外にも、エブリサイトの ドキュメントページ や サポートページ では、さまざまな設定方法や活用例を紹介しています。ぜひあわせてご活用ください。