はじめに
レコード取得に関する「やること」は数多くの「やること」が用意されています。
この記事では単一の条件に合致したレコードを取得する際に利用できる、やること「キーを指定してレコードを取得する」を使って単一のパラメータに一致するレコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介します。
動作イメージとしては、ボタンを押すと
次のようなポップアップが表示されます。
※表示しているレコードと同じ「製品カテゴリ」のレコードが表示対象となっています
アプリの準備
カスタマインの歩き方 カスタマイズお試し用ファイルダウンロード
からダウンロードするか、以下の要領でアプリを作成してください。
案件管理
※フィールド名とフィールドコードは同じものを指定
製品マスタ
※フィールド名とフィールドコードは備考に注釈が無い限り同じものを指定
カスタマイズ
カスタマイズは『案件管理』アプリに適用します。
レコードを取得する「やること」の中で、単一の条件に合致したレコードを取得する際にシンプルに利用できるのが、やること「キーを指定してレコードを取得する」です。
ボタンを配置
やること「ボタンをスペースに配置する」、条件「追加画面・編集画面を表示した時」を使い、追加画面・編集画面表示時にボタンを配置するようにします。
レコードを取得
やること「キーを指定してレコードを取得する」、条件「ボタンを押した時」を使い、アクション「4」で設置したボタンを押した時に「製品マスタ」アプリの「製品カテゴリ」フィールド(キーとなるフィールド)が、現在表示している「製品カテゴリ」と同じ(キーの値である)レコードを全て取得します。
レコードをポップアップ表示
やること「レコードの一覧をポップアップで表示する」、条件「他のアクションの実行が完了した時」を使い、アクション「5」が動いた後に、取得したレコードを、ポップアップ表示します。
そのため、レコードには「5」を設定します。
カスタマイズが設定できたら、「kintoneアプリへ登録」を押して、動作を確認してみましょう。
ボタンを押して、
次のようなポップアップが表示されれば完成です!
解説
なお、やること「キーを指定してレコードを取得する」では、上で示したようにカスタマイズ対象のアプリのフィールド値と取得先のアプリのフィールド値が一致するレコードを取得する用途に適しています。
※この記事の例は「製品カテゴリ」フィールドで「kintone」を選択しているので、取得結果も「製品カテゴリ」が「kintone」のものだけを取得しています
記事「全レコードを取得し、ポップアップ表示する」と同様に必要のないレコードまで取得してしまったり、取得先アプリに大量のレコードが存在する場合には、やること「取得したレコードを絞り込む」と組み合わせて使ったり、「条件を組み立ててレコードを取得する」を利用していただいたりすることで適切なレコード取得ができます。ぜひお試しください。
おわりに
この記事では単一の条件に合致したレコードを取得する際に利用できる、やること「キーを指定してレコードを取得する」を使って、1つのパラメータで絞り込んだ内容でレコードを取得し、その内容をポップアップ表示するカスタマイズをご紹介しました。
また、ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください!