プロセス管理のステータス毎に、入力出来るフィールドを制御するためのカスタマイズ方法をご紹介します。下記の図のように、フィールドを無効化(グレーアウト)し、入力・編集できないように設定します。

なお、「ステータス毎のレコードのアクセス権」や「フィールドのアクセス権」は、kintone基本機能のアクセス権で設定可能です。


アプリのフィールド構成イメージ

今回は、ステータス毎に必要なフィールドは、グループフィールドにまとめて設定しています。


プロセス管理設定

下記の通りに設定しています。


カスタマイズ設定(全体)


【解説】

やること「フィールドを無効化する」を使用しますが、無効化するフィールドとして、フィールドタイプ:グループのフィールドは選択できないため、グループ内のフィールドを1つずつ選択しています。詳しくは、「フィールドを無効化する」のドキュメントページを参照ください。





カスタマイズ設定(順に解説)

1.追加画面の場合の設定

やること「フィールドを無効化する」を選択し、フィールド「会食実施日、会食相手_実績、支払い金額、参加人数_社内、参加人数_社外、精算申請コメント」を選択します。

条件「追加画面を表示した時」を選択します。


【解説】

レコードの追加画面を表示した時点では、ステータスの値はありません。そのため、条件「追加画面を表示した時」に、追加条件「ステータスが特定の値ならば」や「ステータスが指定された値のいずれかに一致するならば」を組み合わせて設定するとエラーになります。


2.詳細・編集画面の場合の設定(1つ目)

やること「フィールドを無効化する」を選択し、フィールド「会食実施日、会食相手_実績、支払い金額、参加人数_社内、参加人数_社外、精算申請コメント」を選択します。

条件「現在の画面が追加画面ならば」を選択し、「条件を反転」ボタンをクリックし、「現在の画面が追加画面でないならば」に変更します。次に、追加条件「ステータスが指定された値のいずれかに一致するならば」を選択し、比較値「下書き、事前承認待ち」を選択します。


【解説】

●「条件を反転」ボタン

追加条件の選択画面で表示されない追加条件もあります。その場合は、「条件を反転」ボタンを使用して、設定したい追加条件に変更してください。


●追加条件の順番について

追加条件は、上から順番に読み込まれます。そのため、下記の順番で設定をするとエラーとなります。エラーとなる理由については、アクション4の解説を参照ください。


3.詳細・編集画面の場合の設定(2つ目)

やること「フィールドを無効化する」を選択し、フィールド「申請者、会食予定日、会食相手_予定、会食目的、会食予定場所、見込み金額_一人当たり、参加予定人数_社内、参加予定人数_社外」を選択します。

条件「現在の画面が追加画面ならば」を選択し、「条件を反転」ボタンをクリックし、「現在の画面が追加画面でないならば」に変更します。次に、追加条件「ステータスが指定された値のいずれかに一致するならば」を選択し、比較値「事前承認待ち・精算申請待ち、精算承認待ち」を選択します。


【解説】

アクション6は、「アクション5を複製して、必要箇所のみを変更する」という方法を使えば、簡単に設定できます。


以上でカスタマイズは完了です。


ドキュメントサポートページもぜひご活用ください。

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