テーブル内のフィールドの値と、別のアプリのフィールドの値を突合せ、重複があるかどうかをチェックするカスタマイズをご紹介します。
今回の例では一覧画面にボタンを設置し、一覧の条件で取得した複数のレコードに対して、
テーブル内の「コード」フィールドと、別アプリの「コード」フィールドの値を突合せ、
テーブル行内に1件でも別アプリのレコードと重複している値があれば、
「重複あり」フィールドに”重複あり”をセットします。
カスタマイズ完成後のkintoneアプリ例
一覧画面のメニュー位置に設置した「重複チェック」ボタンをクリックすると、一覧の条件で取得した全レコードに対して重複チェックを行います。
今回の例では、カスタマイズ対象アプリと別アプリで、下記の条件で重複チェックを行います。
カスタマイズ対象アプリと別アプリで、日付フィールドの値が同じレコードで、
かつカスタマイズ対象アプリの「コード」フィールドの値と、
別アプリの「コード」フィールドの値が同じ場合に重複していると見做す
kintone アプリの設定
テーブルと日付フィールド、「重複あり」フィールドをもつアプリです。
テーブル内には、「コード」フィールドと「名称」フィールドがあり、いずれも文字列（1行）フィールドです。
カスタマイズ対象アプリ
別アプリ（明細アプリ）
「日付」フィールドと、「コード」フィールドがあります。
※すべてのフィールドのフィールド名とフィールドコードは同じに設定しています。
カスタマイズ例
このカスタマイズは、下記のような流れになっています。
ボタンをクリックすると、一覧の条件でレコードを取得し、取得したレコードを「リストから要素を取り出す」で1レコードずつ取り出し、全レコード処理を繰り返す
1で取り出したレコードから、テーブルをレコードとして取り出す
1で取り出したレコードから、日付フィールドの値を条件に別アプリ（明細アプリ）からレコードを取得する
「重複あり」フィールドの値を一旦クリアする
2でレコードとして取得したテーブルを「リストから要素を取り出す」で1行ずつ取り出し、テーブル内の「コード」フィールドの値で3で取得したレコードを絞り込む
絞り込んだ結果のレコードがあれば”重複あり”を「重複あり」フィールドにセットする全てのレコードの処理が終わったら、画面をリロードする
Customineドキュメントやサポートページもぜひご活用ください。