gusuku Customine では、「リストから要素を取り出す」「日付の範囲から日付を取り出す」、そして「数値の範囲から数値を取り出す」で、いわゆるループ処理を作成することができます。
今回は、指定した回数ループしてテーブルに行を追加する方法をご案内します。
今回のカスタマイズでできること
レコード追加画面を表示すると、自動的にテーブルに5行追加された状態にする
アプリの準備
任意のテーブルを用意します。
今回は、数値フィールド「No」と文字列(1行)フィールド「メモ」を持つテーブルを用意しました。
Customine の設定
カスタマイズを作成します。
まず、やること「フィールドに値をセットする」、条件「追加画面を表示した時」を指定します。
レコード追加画面を開いた時点で、kintone の基本機能によってテーブルには自動的に1行が作成されているので、その1行に「1」という値をセットします。
このアクションを実行すると、下記のような状態になります。
次に、やること「数値の範囲から数値を取り出す」、条件「いずれかのアクションの実行が完了した時」を指定します。
今回はテーブルに5行追加したいので「数値の範囲から数値を取り出す」は下記のように設定します。
開始値:2
終了値:5
終了値を範囲に含めるか:終了値は範囲に含める
※このように設定すると、繰り返し回数は「4」回となります。
テーブルは追加画面を表示した時点で自動的に1行存在するため、
行数 - 1回繰り返すよう設定しました。増分:1
回数上限:100
※開始値や終了値をフィールドの値などで指定する場合に、
回数が大きくなりすぎないように設定するパラメーターです。
今回はデフォルトのままに設定してあります。
条件「いずれかのアクションの実行が完了した時」の「アクション」には、アクション「1」と「3」を指定し、ループするよう設定しておきます。
やること「テーブルに行を追加する」、条件「リストから要素を取り出した時」で、数値が取り出されるたびにテーブルに行を追加します。
今回の処理では4回追加されます。
「各フィールドの値」には、下記のように指定しました。
= $2
⇒テーブル行の2行目以降に、
アクション2で取り出した値2、3、4、5をセットして行を追加します。
これでカスタマイズは完了です。
「kintone アプリへ登録」をクリックして、動作を確認してみてください。
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