カスタマイズが想定通り動かない時、ブラウザのコンソールログに表示された Customine の実行ログを確認することで、アクションの実行結果を確認できます。


コンソールログの表示方法は下記のページをご覧ください。

コンソールはどうやったら確認できるのでしょうか?


Customine のログの見つけ方

Customine のログは、下記のように「main」「Check customine license...」からはじまります。

※カスタマイズを実行してもこのログが記録されていない場合はカスタマイズが登録できていない可能性がありますので、Customineのメイン画面(カスタマイズ画面)で「kintone アプリへ登録」ボタンを押し、カスタマイズの登録を行ってください。


※コンソールログはブラウザを再読み込みすると消えてしまいます。

 レコード保存時やリロードの際のログを確認したいときは、ログが消えないように設定ください。

 ログが消えないようにする設定「Preserve log」「永続ログ」「ログを保持」については、下記のページをご覧ください。

 コンソールはどうやったら確認できるのでしょうか?


アクションが実行されているかを確認する

Customine のアクションが実行されると、「executeAction(1)」のようなログが記録されます。

アクションが実行されているかを確認したい場合は、ログに「executeAction(1)」のようなログが記録されていることを確認します。


例えば下記のようなカスタマイズが実行された時のログを見てみます。



executeAction(1) のカッコの中の「1」は、アクション番号です。

ですので下記のログは、アクション番号1が実行されたログです。


実行を確認したいアクションの executeAction がログに記録されていなければ、アクションは実行されていません。

アクションが実行されない理由は、ほとんどの場合条件にあります。

条件に指定されているフィールドに想定通りの値が入っているか、他の条件と相反する条件となっていないかなどを確認してみてください。


アクションが正常に完了したかを確認する

executeActionは2つセットで記録されます。


はじめにでてくる executeAction はアクションの実行が開始された時のログで、二つ目に出てくる、最後に「done」のログがアクションの実行が完了した時のログです。

アクションの実行時にエラーが発生するなどしてアクションが正常に完了しなかった場合は「done」のログが記録されません。

アクションが正常に完了したかどうかは、done のログが記録されているか否かで確認ができます。


アクションが正常に終了しない原因としては、主にエラーの発生が挙げられます。


例えば、更新先のレコードに書き込み権限がなかった、kintoneに送信したクエリの文法が間違っていた・・・などです。

そういった場合、kintoneの画面やコンソールログにエラーが表示されている場合が多いので、エラーメッセージを確認してみてください。


当サポートサイトでは、様々なエラー発生時の確認ポイントを記事にしています。

画面上部の検索ボックスで「エラー」と検索してみてください。


レコード取得や更新時にkintoneに送信されたクエリを確認する

キーを指定してレコードを取得する」などのレコードを取得するやることや、レコードを更新する(キーの値をフィールドで指定)」などのレコードを更新するやることは、アクション実行時にkintoneに送られたクエリや処理結果がコンソールログに表示されます。


例えば下記のようなカスタマイズが実行された時のログを見てみます。



「query:」の部分が、kintoneに送信されたクエリです。

「query result length: 1」「return records length: 1」の部分は、クエリを実行した結果kintone から返ってきたレコード数が記録されています。



想定通りのクエリがkintoneに送信されているか、また何件レコードが取得できたかをログで確認することができます。



kintone のどの画面で記録されたログかを識別する

コンソールログには、アクションの実行ログと共に kintone のイベントも記録されています。

例えば下記のログは、kintoneの詳細画面が表示された時のログです。



kintone のイベント一覧については、下記のサイボウズ社のページをご覧ください。

kintone JavaScript API(イベント)一覧


ログに表示される kintone のイベントは、Customine の条件と紐づいています。

主なイベントと条件は下記です。


kintone イベント

Customine 条件

app.record.index.show

一覧画面を表示した時

app.record.detail.show

詳細画面を表示した時

app.record.create.show

追加画面を表示した時

app.record.edit.show

編集画面を表示した時

app.record.edit.submit

app.record.create.submit

レコードを保存する直前(削除時は除く)

app.record.edit.submit.success

app.record.create.submit.success

レコードを保存した直後(削除後は除く)

app.record.edit.change.フィールドコード
app.record.create.change.フィールドコード

フィールドの値を編集して値が変わった時


kintone のイベントログと Customine のアクションの実行ログを組み合わせて確認すると、Customine のアクションが kintone のどの画面で実行されたか、またはどのような操作の時に実行されたかを確認できます。


下記の例では、kintone の詳細画面を開いた時に Customine のアクション番号1番が実行されていることがわかります。



kintone のイベントと Customine のアクションのログをあわせて確認することで、詳細画面と編集画面など複数の画面で同じアクションを実行しているような場合に、”詳細画面では実行されているが、編集画面では実行されていないようだ・・・”といった見方ができるようになります。


こちらも原因は条件にあることが多いので、本当に処理を実行したい条件が指定されているか、kintone のイベントと Customine の条件を照らして確認してみてください。



以上が、基本的なコンソールログの見方についてのご案内でした。

ご質問がございましたら、チャットでお問合せください。