はじめに

ユーザー選択フィールドは複数のユーザーを入力出来るので、文字列フィールドと違って比較する組み合わせが色々とあります。

 

そこで、代表的な比較例を元にカスタマイズ方法を紹介します。

今回のカスタマイズで出来ること

  • ユーザー選択Aの入力値がユーザー選択Bに含まれる場合を判定できます

  • ユーザー選択Aとユーザー選択Bの入力値が同一の場合を判定できます


アプリには以下のフィールドを作成しました

フィールド名

フィールドコード

フィールドタイプ

ユーザー選択A

ユーザー選択A

ユーザー選択

ユーザー選択B

ユーザー選択B

ユーザー選択

 

 

ユーザー選択Aに1ユーザーだけ入力されていて、そのユーザーがユーザー選択Bに入力されているかを判定する

 

 

 

例えば、

・フィールドAの1人のユーザーが、フィールドBの複数ユーザーのどれかに含まれる場合

は、シンプルに「フィールド値が特定の値ならば」で判定可能です。


Customineの設定

設定はこのようになります。

補足として、

フィールドAは1名なので、
= ユーザー選択A.code

と 

= ユーザー選択A[0].code 

は同じ値になります。


ユーザー選択Aに複数ユーザーが入力されていて、そのユーザー全てがユーザー選択Bに入力されているかを判定する

・フィールドAの複数ユーザーの全てが、フィールドBの複数ユーザーのどれかと一致するかは「フィールドの全ての選択値が指定の値のいずれかと等しいならば」で判定可能です。


当然のことながら、ユーザー選択Aが1ユーザーだけ入力されていた場合でも「フィールドの全ての選択値が指定の値のいずれかと等しいならば」で判定可能です。

どちらか分かりやすい方で作成してください。


Customineの設定

設定はこのようになります。

 

 

 

ユーザー選択Aに複数ユーザーが入力されていて、ユーザー選択Bに入力されているユーザーと一致しているかを判定する


含まれているかは「フィールドの全ての選択値が指定の値のいずれかと等しいならば」を使うと判定可能ですが、この場合はユーザー選択Bにユーザー選択Aに入力されていないユーザーがいても一致します。


なので、更に「フィールドの全ての選択値が指定の値のいずれかと等しいならば」を追加して逆のパターンで比較します。

こうすると、どちらか一方だけに存在するユーザーがいた場合、条件に一致しなくなります。


Customineの設定

設定はこのようになります。



まとめ

自由に項目を選択できる複数選択タイプのフィールド同士の比較はコツが必要なので、今回の設定のような方法をお試しください。