可能です。


ただし、レコードを更新するタイプのやることでのみ添付ファイルを書き換えることが出来ます。kintoneの仕様で、レコード追加・編集画面で編集中のレコードの添付ファイルフィールドの値を変更するカスタマイズはできません。ご注意ください。


ここでは一例として、レコード一件の添付ファイルフィールドを空にするカスタマイズをご紹介します。

Customineの基本的な事柄は、「はじめてのカスタマイズ」をご覧ください。


アプリのフォーム


今回用意するのは添付ファイルフィールだけで構いません。





フィールドタイプ

フィールド名

フィールドコード

備考

添付ファイル

添付ファイル

添付ファイル

なし


やりたいこと

  • レコード詳細画面に設置された「添付ファイル削除」ボタンを押すとそのレコードの添付ファイルフィールドが空になる。



Customineの設定


「添付ファイル削除」ボタン設置



やること

ボタンをメニュー位置に配置する」を使います。


パラメータの設定

  • 場所:レコード詳細メニューの上側

  • ラベル:添付ファイル削除

  • 追加位置:一番右に追加する


条件

詳細画面を表示した時」を使います。


添付ファイルフィールドを空にする



やること

レコードを更新する(キーの値をフィールドで指定)」を使います。

パラメータの設定

  • キーとなる更新先のフィールド:レコード番号

  • キーの値となるこのアプリのフィールド:レコード番号

    現在見ているレコードをレコード番号をキーとして探しています。


  • マッピング:「添付ファイル = ””」

    ここが今回のポイントです。

    添付ファイルフィールドに空文字「””」をセットして更新すると、

    添付ファイルフィールドを空にすることが出来ます。


  • 更新の競合をチェックする:チェックする


条件

ボタンを押した時」を使います。

先程設置したボタンを押した時に実行されるように設定しましょう。


画面リロード


このままでは画面に反映されず、レコードが更新されたのかどうかわかりません。

そこで、レコードの更新が終わったら画面をリロードします。

詳細画面や一覧画面でのレコード更新の定番ですね。


やること

画面をリロードする」を使います。


条件

他のアクションの実行が完了した時」を使います。

レコード更新のアクションの直後に実行されるように設定しましょう。



これで設定完了です。

「kintoneアプリへ登録」し、動作チェックしてみましょう。


添付ファイルの入ったレコードを作ります。



この状態でボタンを押すと、レコード更新が実行され、画面リロードが終わったときには、



添付ファイルフィールドは空になっています!



終わりに


今回のポイントは、添付ファイルフィールドに空文字「””」をセットして更新すると、添付ファイルフィールドを空にすることが出来る、ということでした。


今回は一つのレコードを更新しましたが、

全レコードのルックアップを一括で更新する」で紹介した全レコード一括更新の方法を応用すれば、大量のレコードの添付ファイルを一気に削除することもできます。


ディスク使用量がいっぱいになってきて、要らない添付ファイルを一度に削除したい場合などにお使いください。


ご不明点等ございましたら、チャットにてご質問ください!


Customineドキュメントサポートページもぜひご活用ください。