この機能を使うと、一見難しい条件でも、簡単に漏れがなく反対の条件を設定できるので、ご紹介します。
利用想定シーン
ここでは例として、指定したフィールドに全て入力されたら、フィールド背景色をグリーンに変更する、というカスタマイズを考えてみます。
完成イメージはこちらになります。
Customineの設定
このカスタマイズは、Customineなら簡単に実現可能です。
やること
「フィールド背景色を変更する」を利用します。
条件
条件としては例えば、「フィールドの値を編集して値が変わった時」に「複数フィールドが全て同じ条件を満たすならば」を利用するとよいかと思います。
最終的な設定は、例えばこのような形になるかと思います。
シンプルなカスタマイズですね。
追加要件:入力中必須の項目は色を変えて欲しい
このカスタマイズを公開したあと、このkintoneアプリ利用者から「入力し忘れるといけないので、入力中は必須なところは色を変えてくれないか?」という要望が来たとします。このような状態ですね。
これは先ほど作成した「指定したフィールドに全て入力されたら、フィールド背景色をグリーンに変更する」というカスタマイズの、全く反対の条件で、別の色を塗るということになります。
これを実現する方法は色々あるのですが、このようなカスタマイズを作成する時に、条件の反転を利用すると便利です。
条件の反転の使い方
条件の反転は、条件の右側にある反転ボタンをクリックすることで、設定可能です。
クリックするごとに条件が反転しますので、何度か押してみてください。
今回は、この条件の反転を使ってみましょう。
クリックして反転させた条件は、一旦元の「複数フィールドが全て同じ条件を満たすならば」に戻しておいてください。
反対の条件で動くアクションの作り方
まず、いまのアクションを複製します。アクションの右上のメニューから「アクションを複製」を選びます。
次に、コピーしたアクションの条件を反転します。名前が「複数フィールドのうち条件を満たさないものが1つ以上あるならば」になったことを確認してください。
最後に、やること「フィールド背景色を変更する」の色を、例えば赤く設定します。
これで完成です。最終的にはこの様になりますね。
このアクションによって、指定のフィールドを入力中に、未入力の項目があった場合には、フィールド背景色が変更されます。この様に書くと条件が非常に複雑に思えますが、条件の反転を使えば簡単に反対の条件を設定することが出来ます。
まとめ
今回は新しい機能である「条件の反転」の便利な使い方をご紹介しました。
もちろん、この機能を使わなくても反対の条件を自分で検討し設定すれば、今までの機能でも実現可能ではありました。ただ、複雑な条件や複数のフィールドが入ってくると、条件を間違えたりする可能性もありますので、このような「条件の反転」をうまく使って、楽にカスタマイズを作成していただければと思います。
もしわからないことがありましたら、カスタマイズ作成画面のチャットアイコンよりお気軽にお問い合わせください。